韓国政府は、夏休みシーズンと光復節(8月15日、日本による植民地支配からの解放記念日)の連休(14~16日)の影響などを分析し、現行の新型コロナウイルス感染防止策「社会的距離の確保」のレベル(首都圏は最も高い第4段階、首都圏以外の地域は原則第3段階)を再延長するかどうか決定する。保健福祉部の姜都泰(カン・ドテ)第2次官が17日の定例会見で伝えた。
姜氏は「夏休みシーズンと光復節の連休の影響を見極める必要があり、新規感染者数の1週間平均、重症者の数、(1人の感染者が何人に感染させるかを示す)実効再生産数などさまざまな防疫指標とワクチン接種日程を考慮してレベルを検討する」と述べた。
現在、社会的距離の確保は首都圏で第4段階が6週間連続、首都圏以外では上から2番目の第3段階が4週間連続で適用されている。
現行のレベルの期限が22日のため、政府は来週から適用されるレベルを今週中に決定しなければならない。
姜氏は、流行の「第4波」の初期には首都圏の1日当たりの新規感染者数が900人を上回り、市中感染者全体の70%以上を占めるなど首都圏を中心に流行が拡大したが、現在は首都圏以外でも感染者が増加しており、首都圏の感染者数のみを見てレベルを決定するのは難しい状況だと説明した。
また、基本的な防疫規則の順守を呼び掛けるとともに、休暇や連休明けに感染が疑われる症状がある場合には検査を受けるよう促した。その上で、現在の状況ではワクチン接種の迅速な完了が何よりも重要だとして、積極的な協力を求めた。
記事出典:ⓒYONHAP NEWS
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