大韓航空は8月から仁川~グアム便を週1便で不定期に運航している。来月には仁川~ハノイ便を運航し、仁川~ハワイ便も運航する予定だ。多くのLCCもグアムや東南アジアを中心に国際線運航を再開する計画だ。
空の道が開かれ旅行業者も足早に動いている。ロッテ観光開発は先月末、1年6カ月ぶりに海外旅行パッケージ商品を発売した。パッケージ商品を予約した旅行客は屋内観光を最小化しほとんど屋外観光地を回るスイス旅行を楽しんだ。モードツアーも秋夕連休にパッケージ旅行を申し込んだ60人ほどをグアムに送った。1年6カ月ぶりだ。
ハナツアーは1日から通常勤務体制に入った。無給休職中だった社員が現場に復帰し、在宅勤務中だった社員もオフィスに出勤する。ハナツアーは新型コロナウイルスの直撃弾を受け売り上げが1年で90%以上減少し、昨年4月から必須人員を除いた1700人ほどの社員が有給・無給休職に入った。旅行業者関係者は「ウィズコロナが目の前まで近づいており、これまで抑えられていた旅行欲求があふれれば枯死状態の旅行業界には恵みの雨になるだろう。当面は東南アジアよりはグアムやサイパン、米国よりは欧州に行く需要が多いだろう」と話した。